無知の知 意味

無知の知の意味と使い方


　「『無知の知』という言葉もある」

野田佳彦首相は５日午前の参院予算委員会で、哲学者ソクラテスの言葉を引用しながら、国会答弁で迷走を続ける田中直紀防衛相を擁護した。

・・・だそうです。
｢無知の知｣ってそういう時に使うんだっけ？？
と思ったので調べてみました。

wikipediaによると｢無知の知｣とは

哲学者ソクラテスの言葉。 自分自身が無知であることを知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い。 真の知への探求は、まず自分が無知であることを知ることから始まる。

という事になっています。

となれば野田首相がこの文脈で使うことは完全に間違いでしょう。

正しくは以下のような流れで使います。
　A:君はカラスという鳥を知ってるかい？
　B:あぁ、もちろん知っているよ。
　A:じゃあ、カラスの平均的な重さを教えてくれないかな？
　B:それは知らないなぁ。僕はカラスについて詳しくは知らなかったのか。
　A:その状態を｢無知の知｣というんだよ。

それに現役の防衛大臣が　自分が無知である　と自覚して真の知への探求をされても・・・。
防衛大臣の役割といえば、現在起きている事象に対して、法を根拠とした瞬時の対応が求められる役職なのですから。

田中直紀防衛相大臣の判断力はしっかりしている、と野田首相は擁護されていたようなので、日本の国防に支障をきたさない判断をを期待したいものです。

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